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Chessとの出会い

Chessとの出会い

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私がChessを知った時の事をお話ししてみます

当時8歳だった私がその年の夏から遠い田舎に所有する別荘へと連れて行かれた

そこは小田原から電車を何本か乗り継ぎ丸半日以上も掛かる所で人口も少なく

夏に賑わう海水浴客の方が多いのではないかと思うくらい僻地な所だった

電車を降りてハイヤーが行ける場所まで行き,そこから更に山道を30分ほど歩くとやっとたどり着いた

長い時間を掛けて来る価値がそこには有った 

私は今日まで日本中のあらゆる海へ出かけているがこれほど美しい海は

沖縄の伊良部島とここしかないと思う

今日までそれは変わらない

それ以降私は毎年夏休みの1ヶ月半をこの田舎で過ごす事と成った

そこにアメリカにいる遠い親戚が毎年夏休みを利用して遊びに来ていたのだ

田舎なのでTVの電波は届かないので当然TVは置いていない

見れたとしても3チャネル映ればいいところだろう

よって娯楽も限られているけどTVが無くても充分に楽しめた

朝ごはんのあと2時間ほど勉強と宿題をして海で2時間くらい泳いで遊ぶ

昼ごはんを済ませた後は昼寝をして起きたらオヤツを食べてまた2時間ほど海に入る

夕食まで本を読んだり貝を拾ったりスケッチやボードゲームを楽しむ

夜は花火をして就寝。ほぼ毎日この日課だった。

そんなある日スティーブンが近寄ってきてこう言った

『ネェネェChess知ってる?』

『ルールが解らない』と私が答えると

『じゃさぁ僕が教えてあげるから簡単だからやろうよ』と誘われた

彼にしてみれば、あまりにも田舎が退屈過ぎたのでChessプレイヤーを探していたんだ思う


こんな会話から私のChessは始まったのだ

すぐにルールは覚えた なるほど彼の云ったとおり簡単だった

だけど勝てなかった 毎日毎日プレイしてやっとの思いで勝った時には

すっかりChessの虜になっていた

勝っても負けても毎夏毎日私は彼に戦いを挑んだ

喧嘩しながら共に過渡期を過ごし成長した

今彼はどこに居て何をしているのか私は知すべもないが

いい思い出の1ページ大切な思い出としてこの時の事を忘れる事はない



スティーブンスに捧ぐ

ILOVEYOU
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